フィットちゃんの工場見学に行ってきました

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2018年11月某日、フィットちゃんランドセルを製造・販売している(株)ハシモトさまからお声かけいただき、富山県にあるフィットちゃんランドセルの工場を見学に行ってきました!

ランドセルサイトを作成しましたが、実際にランドセルを製造している過程を見たことはなかったため非常に貴重な体験をさせていただきました。

フィットちゃんランドセルを製造している(株)ハシモトは昭和21年に帆布、ゴム布生地を使用した学生かばん製造所として創業しました。

その後、17年間クラリーノ学生かばんの専業製造していましたが、中高生の通学かばんが自由化されたことを機に1984年(昭和59年)にランドセルの製造をスタートしました。

フィットちゃんランドセルを製造しているのは赤田工場と黒崎工場の2つの工場になります。

赤田工場はランドセルの製造を始める前、クラリーノ学生かばんの専業製造を行っていた1970年に完成した工場でもうすぐ築50年になる非常に歴史のある工場です。

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【赤田工場の外観】

赤田工場には社外秘の機械や製法が導入されていたため、写真の撮影は行えませんでしたが実際に見学させていただいた工場の印象としては、機械で行えるところは「機械」で、人にしかできないことは「」が担っており、機械と人の共同作業がうまく行われていると感じました。

中でも細かい傷がないか検品作業は品質を左右する大事な過程のため熟練した「」の手によって行われているところが特に印象に残っています。

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【検品作業の様子】

もう1つの黒崎工場は赤田工場から徒歩5分程度の位置関係にあり、2015年に完成した新しい工場でショールームが併設されています。

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【黒崎工場の外観①近くに川が流れています】

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【黒崎工場の外観②】

黒崎工場は、「見学されることを前提とされた作り」になっており、ランドセルを作っている様子が丸見えとなっています。

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【製造ラインが横から見学しやすり作りになっています】

黒崎工場は、富山県の工場見学の定番となっており、頻繁に小学生が工場見学に訪れているとのことです。

ランドセルがどうやって作られているかをわかりやすく解説してくれていたり↓

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製造ラインごとにどんな作業を行っているのかの説明が解説されていて非常にわかりやすかったです。

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丁寧に素早く、ランドセルが少しずつ形になっていく様子はとても興味深く、ずっと見ていても飽きがこないものでした。

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また、工場ラインの隣には、わかりやすくフィットちゃんランドセルの特徴を解説してくれるコーナーも設けられています。

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見学にきた子供たちが退屈しないように「アニメ映像」で解説していたり「実際に触らせたり」と五感を刺激する工夫があちこちに見られて、大人の私でも楽しめるスペースでした。

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今回、工場を見学して一番、実感したのは想像以上に「一つ一つのランドセルが丁寧」に製造されているという点でした。

いわゆる「工房系」と呼ばれる職人さんが100%手作業で行っているランドセルと比較すると大量に製造されることから、どうしても丁寧ではないイメージが刷り込まれがちなメーカーランドセルの一つである「フィットちゃんランドセル」でしたが、はっきりいって「私が想像していた何倍も丁寧」に作られていました。

品質」という点でいえば工房系のランドセルとフィットちゃんランドセルとの差は「価格」以上にはないと私は今回の見学で強く感じました。

また、「品質がよいランドセルをなるべく手ごろな価格でたくさんの子どもたちに届けたい」というメーカーの信念が透けてみえる見学体験となり、非常に有意義な時間を過ごすことができました!

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