継続は力なり!絵本を読み続ける効果とは!?

 私の仕事は、保育士です。保育士をしていると、1歳でペラペラと喋る子がいたり、3歳で既に平仮名、カナカナが読める子がいたりと、驚くことがあります。私自身は5歳になっても字が読めない子どもだったので、そういった子どもと触れ合うと感心してしまいます。保護者の方に「何か特別な教育をされているのですか?」と聞くと、「特に何もしてないですけどね〜。」との回答が多く、ずっと不思議でした。
 私も出産を経験し、我が子は今1歳10か月。この間、五十音の絵本を子どもが一人で見ていて、「あいうえお」が言えるようになっていました。いつも読み聞かせていたからか、耳から聞いて覚えていたようです。一緒に描かれている絵を見ながら話しかけているので、まだ文字が読めるようになったわけではないですけどね!

もし私も、「何か特別なことをされていたんですか?」と聞かれたとしたら、「特別なことは何もしていないんです。」って答えてしまうかもしれません。

今この記事を書きながら思い返すと、あることだけは毎日続けていたことに気づきました。

それは...「絵本を読み聞かせる」ことです。

実は、我が子は言葉が早かったわけでも、理解力があるわけでもありません。周りの子はワンワンとかニャーニャーとか、指差しながらお話ししている頃、我が子は指差しも言葉も出ていなかったのですから...。検診も、大丈夫かな?と心配していたぐらいでした。

検診も無事にクリアして、今のところ順調⁇に育っている我が子が、どのように絵本を読み聞かせることで成長していっているか、まだまだ浅いですがその過程をご紹介したいと思います!

毎日30分以上の読み聞かせ!

 我が子は0歳の頃から毎日絵本の読み聞かせてきました。初めはまだ追視もできなかったときでしたが、私自身が絵本を読むのが大好きだったので、図書館に行っては色々な本を借りて読んでいました。多い日で、1時間以上、最低でも30分以上の読み聞かせを行ってきました!
 ここで、私が「この本は良かった!」と思ったおススメの絵本3冊を紹介します!
①本タイトル:『あ・あ』
もも(桃) くく(靴) てて(手)など、同じ文字の繰り返しでできている言葉の絵本です。音の繰り返しが楽しいようで、何回も読んでと持ってきました。何度も読むうちに、ああ、もも、くく...など言えるようになってきました。

②本タイトル:『頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりえほん』
これは、赤ちゃんが喋りだす!と好評の絵本。即購入し、毎日読んでいると文章を覚えてしまうまでになりました。
③本タイトル:『あいうえお』
あ、い、う...と大きな文字の横に、作者のわらべきみかさんの可愛らしいイラストが描かれています。大きな文字というのが、子どもにとって見やすく、わかりやすいのではないかと思います。

※ちょっと小話

実はこの、わらべきみかさん、私が働いている保育園でも定評があります。イラストコレクションというDVDが発売されており、おたよりからクラスの絵表示、絵カードに至るまでほとんどのイラストがわらべきみかさんのものでした。幼稚園や保育園では、タオル、かばん、コップなどを置く場所がわかりやすいようにイラスト入りで示すことが多く、子どもたちにとって、とてもわかりやすい絵なんです。

ちょっとした工夫で⁉

毎日読み聞かせていた絵本ですが、我が子が自分で持ってこられるように本棚を作成し、部屋に設置してみました。よくある背表紙だけが見えるものでは、子どもにはわからないので表紙がバーンと見えるよう工夫しています。立てて並んでいるだけでは興味を示さないお子さんでも、絵本の表紙が見えるように並べてあげると効果的ですよ。幼児期の子どもは、文字ではなく絵で判断していますからね!


【まとめ】

 産まれてすぐの頃から、毎日絵本を読み聞かせていたので、我が子は絵本が大好きです。絵本には、親子同士のコミュニケーションが図れる、語彙力が育つ、表現が豊かになるなど、たった1年10か月でこれらの効果を実感しています。絵本を読み続けてあげることが大切だと気付かされます。

 また、子育ての研究の一つで、読み聞かせを続けているお母さんは、子育てストレスが低いという結果もあるそうです。今しかない幼児期の大切な時間...楽しみながら我が子の成長を見守る為に、絵本の読み聞かせをしてみてはいかがでしょう!!